失敗した時、人はつい感情で自分を見てしまう。
「自分はダメなんじゃないか」
「向いていないんじゃないか」
「才能がないんじゃないか」
そんなふうに、自分自身を否定したくなる。
もちろん、落ち込むこと自体は悪いことではない。
人間なので感情は動く。
でも、そこで感情だけで物事を判断してしまうと、人生の方向はどんどんブレやすくなる。
僕自身も昔は、結果が悪いとすぐに自分を否定していた。
でも今振り返ると、問題だったのは「自分」ではなく、「やり方」だったことがほとんどだった。
感情は反応が早い
感情というのは、とにかく反応速度が早い。
嬉しい。
悔しい。
不安。
焦り。
怒り。
全部、一瞬で動く。
だから感情だけで物事を見てしまうと、その時の状態によって判断が変わりやすい。
昨日は「絶対やる」と思っていたのに、今日少し落ち込んだだけで「もう無理かもしれない」となる。
これは珍しいことではない。
むしろ普通のことだと思う。
でも、感情だけで人生を決めてしまうと、方向が安定しなくなる。
理性は感情を消すものではない
ここで大事なのは、「感情をなくせ」という話ではない。
感情は行動のエネルギーになる。
悔しいから頑張れることもあるし、やりたいという気持ちがあるから動けることもある。
だから感情そのものは必要。
ただ、感情だけで判断すると、振れ幅が大きくなりすぎる。
そこで必要なのが理性。
理性というのは、感情を押し殺すものではなく、方向を整えるものだと思っている。
例えば失敗した時も、
「自分がダメなんだ」
ではなく、
「やり方が違ったのかもしれない」
「他の方法はないか」
「何を改善すれば確率が上がるか」
というふうに見れる。
すると、失敗が人格否定ではなく、検証データになる。
人生は確実論ではなく確率論
多くの人は、失敗すると「終わり」だと思ってしまう。
でも実際は、人生って確実論ではなく確率論だと思う。
1回うまくいかなかったからといって、それで全てが決まるわけではない。
むしろ大事なのは、
「どうすれば次の確率を上げられるか」
を考えること。
例えば、
- タイミングが悪かった
- 見せ方が違った
- 相手が違った
- 継続量が足りなかった
- 市場理解が浅かった
こういう改善点が見えてくると、次の成功確率は上がっていく。
でも感情だけで見てしまうと、
「失敗した=自分に価値がない」
になりやすい。
すると、改善ではなく停止が起きる。
これが一番もったいない。
感情の振れ幅を小さくすると方向がブレにくくなる
僕は最近、感情というのは「一番端っこ」にあるものだと思っている。
つまり、振れ幅が一番大きい場所。
だからこそ、その振れ幅を最小限に抑えるために理性が必要なんだと思う。
理性があると、
「今かなり焦っているな」
「これは一時的な不安だな」
「結果を急ぎすぎているな」
というふうに、一歩引いて自分を見れる。
そうすると、感情に飲み込まれにくくなる。
結果的に、人生の方向がズレにくくなる。
最後に
感情があることは悪いことではない。
でも、感情だけで人生を判断すると、苦しくなる時がある。
だからこそ、
「感情を理性で扱う」
という視点が大事なんだと思う。
失敗した時も、自分を否定するのではなく、
「どうすれば次の確率を上げられるか」
を考える。
その積み重ねが、少しずつ人生の方向を安定させていくのかもしれない。


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