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自分の強みがわからない人へ。過去の行動にヒントは隠れている

「自分の強みがわからない」

自己理解について考え始めると、多くの人が一度はぶつかる悩みではないでしょうか。

僕自身も長い間、自分の強みとは何なのかを考えてきました。

何が得意なのか。

どんな時に力を発揮できるのか。

何をしている時に自分らしくいられるのか。

そんなことを考え続ける中で気づいたのは、強みは未来を見て探すものではなく、過去の行動の中に隠れていることが多いということでした。

目次

自己理解は考えるだけでは進まない

自己理解というと、

  • 性格診断
  • 適職診断
  • 自己分析

などを思い浮かべる人も多いと思います。

もちろん、それらを否定するつもりはありません。

ただ、僕自身の経験から言うと、本当の意味での自己理解は診断結果だけでは見えてきませんでした。

なぜなら、本当の自分は頭の中ではなく、自分がこれまで実際に取ってきた行動の中に現れているからです。

僕が音楽療法に興味を持った理由

僕は20代から30代にかけて、音楽が生活の中心にありました。

音楽を聴くことも好きでしたが、それ以上に歌うことが好きでした。

家で一人で歌うこともありましたし、気持ちを乗せて歌うこともよくありました。

当時は単純に、

「音楽が好きだから」

と思っていました。

そんな中で、自己啓発やビジネスを学ぶ過程で音楽療法という分野を知りました。

資格を取得するところまではいきませんでしたが、興味を持って学んでいく中で、あることに気づきます。

音楽療法には、

  • 受動的音楽療法(音楽を聴く)
  • 能動的音楽療法(歌う・演奏する・表現する)

という考え方があります。

その内容を知った時、ふと思いました。

「もしかして僕は、無意識のうちに能動的音楽療法をしていたのではないか」

と。

過去の行動には、自分の特性が隠れている

もちろん当時の僕は、そんなことを考えて歌っていたわけではありません。

ただ歌いたかっただけです。

ただ表現したかっただけです。

でも後から振り返ると、僕は音楽を通して自分自身を整えていたのかもしれません。

感情を整理し、

ストレスを発散し、

自分を保っていた。

ここで僕が伝えたいのは、

「時間が経ったから気づけた」

ということではありません。

もし僕が音楽療法に興味を持たなければ、今でも「音楽が好きだった」で終わっていたと思います。

学ぶという行動をしたからこそ、

「なぜあの時、自分は音楽に惹かれていたのか」

を違う角度から見ることができました。

過去を振り返る目的は思い出に浸ることではない

僕は、多くの人が過去を思い出として振り返ること自体は悪いことだと思いません。

ただ、人生の転換点にいる人や、自分の強みを知りたい人は少し違う視点を持ってみてもいいと思います。

例えば、

  • なぜその趣味に夢中になったのか
  • なぜその仕事を続けたのか
  • なぜその場所に惹かれたのか
  • なぜその人と仲良くなったのか

そういった行動の背景を掘り下げていくと、自分でも気づいていなかったパターンが見えてくることがあります。

僕の場合は音楽でした。

そして振り返った結果、

  • 表現することが好き
  • 受け取るだけでなく生み出したい
  • 行動することで気持ちが整う
  • アウトプットすることで回復する

そんな自分の特性が見えてきました。

音楽そのものが強みだったのではありません。

音楽という行動の中に、自分の強みのヒントが隠れていたのです。

行動した人だけが見つけられるものがある

自己理解というと、つい考えることばかりに意識が向きがちです。

でも僕は、

自己理解は考えるだけでは進まないと思っています。

何かを学ぶ。

新しい場所へ行く。

文章を書く。

人と話す。

挑戦してみる。

そういった行動をした先で、

「あれはこういう意味だったのか」

と見えてくることがあります。

過去の意味は、時間が解決してくれるわけではありません。

行動した人だけが発見できるものだと思うのです。

自分の取扱説明書を作る

過去を振り返る目的は、懐かしむことではありません。

自分の取扱説明書を作ることです。

自分はどんな時に力を発揮するのか。

どんな時に回復するのか。

何に惹かれ、何に価値を感じるのか。

そのヒントは、意外と過去の行動の中に隠れています。

もし今、自分の強みがわからないのであれば、未来ばかりを見るのではなく、一度過去を振り返ってみてください。

そこには、今の自分を理解するためのヒントが眠っているかもしれません。

そして、そのヒントは考えているだけでは見つかりません。

新しい行動の先で、初めて意味を持ち始めることもあるのです。

サクガワトシタカ
AURA DESIGN代表
気づけば、人生の半分以上を同じ場所で過ごしていました。

そこしかないと思っていたからです。
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