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人は欲しかったものより、理解された感覚に感動する

先日、母親から急にプレゼントをもらいました。

もらったのは、「ヒツジのいらない枕」です。

僕は今、少し首の調子が悪くて、整体に通っています。
その整体の先生に教えてもらった枕を使っていたのですが、それでもまだ少し違和感がありました。

そんな話を母親にしていたら、今日、急にその枕をプレゼントしてくれました。

正直、めちゃくちゃ嬉しかったです。

その枕は、僕自身も前から気になっていました。
でも値段を見て、「ちょっと高いな」と思って、買うのをやめていたものです。

だからこそ、余計に嬉しかった。

ただ、そこで思ったんです。

僕が嬉しかったのは、単純に「欲しかった枕をもらえたから」だけではないなと。

それ以上に、

「自分のことをちゃんと見てくれていた」
「自分の違和感を覚えてくれていた」
「自分が言葉にしきれていない部分まで汲み取ってくれていた」

その感覚が嬉しかったんだと思います。

目次

人は、欲しかったものをもらった時だけ感動するわけではない

もちろん、欲しかったものをもらえるのは嬉しいです。

でも、本当に心に残るのは、物そのものよりも、

「これ、欲しかったんだよね」
「これ、今の自分に必要だったんだよね」

という感覚だと思います。

つまり、人は物に感動しているようで、実はその奥にある“理解された感覚”に感動しているのかもしれません。

今回の枕もそうでした。

僕は首がつらい。
今の枕にも少し違和感がある。
でも、高いから自分では買うのをやめていた。

自分の中では、少し我慢していたんです。

そこに、母親がスッとその枕を渡してくれた。

これは、ただのプレゼントではなくて、

「ちゃんと見ていたよ」

というメッセージのように感じました。

価値提供とは、相手の気づいていない部分に気づくこと

この経験を通して、価値提供の本質ってこれなんじゃないかと思いました。

相手がすでに「これが欲しい」と明確に言っているものを渡すことも、もちろん価値です。

でも、もっと深い価値は、

相手自身もまだはっきり言葉にできていないこと。
我慢していること。
後回しにしていること。
本当は欲しいけど、諦めていること。

そこに気づいてあげることなんだと思います。

これはビジネスでも、プライベートでも同じです。

商品を売る。
サービスを提供する。
相談に乗る。
家族と関わる。
友人と話す。

どんな場面でも、本当に人が嬉しいのは、

「この人は、自分のことをわかってくれている」

と感じた時なのだと思います。

やり方よりも、何にこだわるか

マーケティングというと、どうしても“やり方”に意識が向きがちです。

SNSの運用方法。
SEOのテクニック。
売れる文章の型。
発信のタイミング。
商品の見せ方。

もちろん、それらも大切です。

でも、もっと根っこにあるのは、

「誰の、どんな違和感に気づくのか」
「相手が言葉にできていない欲求を、どう見つけるのか」
「自分にできることで、どう届けるのか」

という部分だと思います。

やり方にこだわる前に、何にこだわるのか。

ここを間違えると、どれだけ上手に見せても、人の心には届かない気がします。

リサーチとは、数字を見ることだけではない

ビジネスでよく「リサーチが大事」と言われます。

でも、リサーチとは単に市場を調べることだけではないと思います。

どんな商品が売れているのか。
どんなキーワードが検索されているのか。
どんな投稿が伸びているのか。

そういう数字を見ることも大事です。

ただ、それ以上に大事なのは、

「この人は本当は何に困っているのか」
「何を我慢しているのか」
「何を言えずにいるのか」
「何を諦めているのか」

そこを見にいくことだと思います。

今回、僕は完全に顧客側でした。

自分が欲しかったけど買わなかったもの。
でも、本当は必要としていたもの。
それを届けてもらった側でした。

だからこそ、価値提供される側の感覚が、すごくよくわかりました。

人は、商品説明だけで感動するわけではない。
スペックだけで感動するわけでもない。

「自分のことを考えて選んでくれた」

そこに感動するんだと思います。

人に対してできる一番の価値提供

人に価値を届けるというのは、何か特別な才能が必要なことではないのかもしれません。

もちろん、技術や知識や経験は必要です。

でも、その前に大切なのは、

相手を見ること。
相手の話を覚えていること。
相手の違和感に気づくこと。
相手が自分でも見落としている欲求を、そっと見つけてあげること。

それができた時、人は深く満たされるのだと思います。

そしてそれは、ビジネスだけの話ではありません。

家族でも、友人でも、恋愛でも、仕事でも同じです。

人は、自分のすべてを説明できるわけではありません。

本当はつらいのに、平気なふりをすることもある。
本当は欲しいのに、我慢することもある。
本当は助けてほしいのに、言えないこともある。

だからこそ、その言葉になっていない部分に気づける人は、深く信頼されるのだと思います。

最後に

今回、母親から枕をもらって、ただ嬉しかっただけではありません。

そこから、価値提供の本質のようなものを感じました。

人は、欲しかったものをもらった時に感動するのではなく、
「自分のことを理解してくれていた」と感じた時に、深く感動する。

そして、これはマーケティングの本質でもあり、人間関係の本質でもあると思います。

やり方にこだわる前に、何にこだわるのか。

僕はこれからも、相手のまだ言葉になっていない部分に気づける人でありたいと思います。

サクガワトシタカ
AURA DESIGN代表
気づけば、人生の半分以上を同じ場所で過ごしていました。

そこしかないと思っていたからです。
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