「あなたの強みは何ですか?」
そう聞かれて、すぐに答えられる人は意外と少ないと思います。
僕自身もそうでした。
何かを変えたい。
もっと成長したい。
そう思って学び始めた30代の頃、自分の強みが何なのかわかりませんでした。
そして当時の僕は、自分を変えるために過去の自分を否定していました。
今の自分に満足していないのだから、今までの考え方や行動は間違っていたんだ。
そんな極端な考え方をしていた時期があります。
でも今振り返ると、それは大きな勘違いでした。
強みを実績で考えると見えなくなる
多くの人は強みを探そうとすると、実績を探します。
例えば、
- 営業成績1位
- マラソン大会で優勝
- 昇進した
- 資格を取得した
こういったものです。
もちろん、それらは素晴らしい成果です。
ただ、それ自体が強みかというと少し違うと僕は思っています。
なぜなら、それは結果だからです。
結果は分かりやすい。
でも本当に大切なのは、その結果が生まれた理由です。
マラソン1位は強みではない
例えば、マラソンで1位になった人がいたとします。
一見すると、
「走るのが速い」
これが強みに見えます。
でも少し深掘りしてみます。
なぜ速かったのか。
練習を続けたから。
なぜ続けられたのか。
フォームを改善しながら取り組んだから。
なぜ改善できたのか。
自分を観察することが得意だったから。
ここまで来ると見えてくるものがあります。
本当の強みは、
「マラソンで1位になったこと」
ではなく、
- 継続力
- 観察力
- 改善力
だったかもしれないということです。
そしてこれらは、マラソン以外の人生にも応用できます。
強みは結果ではなくパターンに隠れている
僕は強みというものは、人生の中で何度も繰り返している行動パターンの中に隠れていると思っています。
だから、
「自分には何の実績もない」
と思っている人でも大丈夫です。
大切なのは、
- どんな時に頑張れたか
- どんな時に夢中になったか
- どんなことを続けられたか
- どんな場面で人から感謝されたか
を振り返ることです。
そして、
「なぜ?」
を繰り返していく。
すると少しずつ、自分らしさが見えてきます。
人の意見だけでは強みは見つからない
悩んだ時、友人や家族に相談することもあると思います。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、近しい人ほど感情が入ります。
「大丈夫やって」
「気にしなくていいよ」
「そんなこと考えなくていい」
そう言ってくれることもあります。
もちろん優しさです。
でも、それだけでは強みは見つかりません。
なぜなら、安心はできても分析ができないからです。
自分の強みを見つけるには、感情だけではなく、自分自身を客観的に見る時間も必要です。
強みを見つけるために僕がやったこと
僕がおすすめするのは、とてもシンプルです。
ノートでもスマホでも構いません。
まずは、
- できたこと
- できなかったこと
- 嬉しかったこと
- 苦しかったこと
を思いつくまま書き出してみてください。
そして一つひとつに、
「なぜ?」
を繰り返していく。
最初は表面的な答えしか出ません。
でも掘り続けると、その奥にある思考や行動のクセが見えてきます。
それが強みのヒントになります。
まとめ
僕は昔、自分を変えようとして過去の自分を否定していました。
でも今思うのは、捨てるべきだったのは自分自身ではなく、自分を縛っていた思い込みだったということです。
強みは実績の中にはありません。
実績を生み出した理由の中にあります。
もし今、自分の強みがわからないと感じているなら。
結果だけを見るのではなく、その結果が生まれた過程を見てみてください。
そこに、これからの人生で使える本当の強みが隠れているかもしれません。


コメント