昔から「地域密着型」という言葉があります。
地域に根付き、近くの人との信頼関係を積み重ねていく。
これは今でも、とても大切な考え方だと思います。
ただ、インターネット時代になってから、僕は少し違うことを感じています。
今は、
「近くに住んでいるから繋がる」
ではなく、
「価値観が近いから繋がる」
時代になってきている気がしています。
僕はこれを、勝手に
「価値観密着型」
と呼んでいます。
昔からの人間関係に違和感を感じた理由
これは別に、「昔の人間関係が悪かった」という話ではありません。
むしろ、昔は普通に仲が良かった人もいます。
でも、人って環境が変わるんですよね。
- 仕事
- 生き方
- 大事にするもの
- 考え方
- 日常の時間の使い方
それぞれが違う方向へ進んでいく。
すると、少しずつ会話の噛み合いが変わってくる。
昔は自然に笑えていたのに、
- 会話のテンポ
- 興味を持つ話題
- 笑うポイント
- 深く考える部分
が、少しずつズレていく。
別に嫌いになったわけではない。
でも、
「なんかここ、自分の居場所じゃない気がする」
そう感じる瞬間が増えていきました。
人は「情報」ではなく「空気感」で繋がっている
僕は発信する時、できるだけ思っていることをそのまま出すようにしています。
もちろん言葉は選びます。
でも、無理に誰かに合わせて作った言葉ではなく、自分の感覚に近い言葉で発信しています。
すると不思議なことに、
- 深く共感してくれる人
- 同じタイミングで笑う人
- 「そこ気づくんや」と反応してくれる人
が少しずつ現れてくる。
ここで感じたのが、
人って、情報だけで繋がってるわけじゃない
ということでした。
むしろ、
- 空気感
- 温度感
- 言葉のリズム
- 違和感への感度
みたいな部分で繋がっている。
だからインターネットの発信って、情報発信に見えて、実は
「この感覚、わかる人いますか?」
という発信なのかもしれません。
「価値観が近い=正義」ではない
ただ、ここは勘違いしたくない部分でもあります。
価値観が近い人ばかり集まると、
- 視野が狭くなる
- 偏る
- 間違いに気づきにくい
というデメリットもあると思っています。
Googleも、優秀な人だけを集めるのではなく、いろんな価値観の人がいたほうが良い成果が出る、みたいな話を聞いたことがあります。
だから、
「価値観が近い人だけが正しい」
と言いたいわけではありません。
違う価値観に触れることも大事。
ただ、それでも僕は、
“深く関わる人”
に関しては、価値観の近さはかなり大事だと思っています。
コミュニケーションコストが大きく変わる
価値観が近い人同士だと、仕事でも日常でも、進み方がかなり変わります。
例えば、
- 説明しなくても伝わる
- 無駄な駆け引きが減る
- 空気を読みすぎなくていい
- 違和感の共有が早い
- 判断スピードが速い
つまり、
本来使うべきエネルギーを、“目的”に使える。
これがかなり大きい。
逆に価値観が遠いと、
- 言葉選び
- 気遣い
- 誤解の修正
- 空気調整
に大量のエネルギーを使うことになる。
もちろん、それが必要な場面もあります。
でも、人生の大事な部分まで全部そこに使ってしまうと、かなり疲弊してしまう。
インターネット時代は「価値観」で人が集まる
これからAIが進化して、情報そのものの価値はどんどん均一化していくと思います。
誰でも答えを出せる時代になる。
だから最後に選ばれるのは、
「何を言うか」
だけではなく、
「誰が、どんな空気感で言うか」
になっていく気がしています。
地域密着型から、価値観密着型へ。
僕はこれから、そんな繋がり方がもっと増えていく気がしています。


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